中日じゃなければ…?他球団なら主力クラスの選手(1)防御率0点台の“スター候補“
2年連続セ・リーグ最下位に沈んでいる中日ドラゴンズ。今季は開幕ダッシュに成功し、一時は首位に立ったが、現在はその勢いが影を潜めている。4年ぶりのAクラス入りを目指す中で、出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手も少なくない。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。
根尾昂
投打:右投左打 身長/体重:177cm/84kg 生年月日:2000年4月19日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2018年ドラフト1位 本格覚醒が待ち遠しい根尾昂。環境を変えることで、才能が一気に開花する可能性もあるだろう。 大阪桐蔭高校で1年秋からベンチ入りし、投打で大活躍。高校最後の夏はチームを春夏連覇に導いた。 ドラフト会議では4球団が根尾を指名し、中日が交渉権を獲得。二刀流挑戦も噂された中、遊撃手一本で勝負すると宣言した。 しかし、入団後はプロの壁に阻まれ、バッティングで苦しむシーズンが続いた。2021年からは外野手に挑戦し、序盤にプロ第1号となる満塁本塁打を放つ活躍を見せたが、その後は不振に陥りレギュラー定着とはならず。2022年のシーズン途中に投手転向が決まった。 昨季はシーズン終盤の9月から2試合に先発登板。打線との兼ね合いや味方のエラーなどもありプロ初勝利を記録することは出来なかったが、防御率0.71の好成績を記録した。 今季は開幕二軍スタートとなり、先発ローテーション入りへ向けて調整。5月5日に一軍昇格となった。仮定の話ではあるが、他球団ならどのような成績を残したのか、考えずにはいられない選手だ。
ベースボールチャンネル編集部