UAEで75年ぶり最悪の豪雨、ドバイでは数時間で1年半分の降雨量
アラブ首長国連邦(UAE)は75年ぶり最悪の豪雨に見舞われた。砂漠の都市ドバイでは、降雨量が数時間のうちに1年半分を超えた。乾燥したUAEでは洪水はまれであり、大雨に備えるインフラがない。豪雨は4月16日夜には弱まったものの混乱は続き、道路の浸水が住宅や企業に被害をもたらした。高齢者の車が鉄砲水に巻き込まれ、少なくとも1人が死亡した。ドバイ国際空港では遅延や行先変更など深刻な影響が出た。 UAEで、75年ぶり最悪の豪雨。国立気象局が明らかにした。 現地報道によると砂漠の都市ドバイでは、降雨量が数時間のうちに1年半分を超えた。 乾燥したUAEでは洪水はまれであり、大雨に備えるインフラがない。 豪雨は16日夜には弱まったものの、17日も混乱は続いた。ドバイ国際空港では、遅延や行先変更など深刻な影響が出た。エミレーツ航空は、ドバイをたつ乗客のチェックインを深夜まで中止した。 道路が浸水し、住宅や企業に被害をもたらした。浸水した道路をゴムボートで移動する住民も。 現地報道によると北部では高齢者の車が鉄砲水に巻き込まれ、少なくとも1人が死亡した。 隣国オマーンでは、3日連続の雨で19人が死亡したと報じられた。オマーン警察が公開した映像には、警官が空から、人々を安全な場所に運ぶ様子が映っていた。現地紙は、17日にはさらなる雨が予想されると報じた。