復活のアヤックスを支える若き点取り屋 EURO2024へオランダの攻撃はデパイ&ブロビーに託すべし
攻撃面を強化できれば優勝も夢ではない
今季のエールディヴィジ開幕直後は8試合で1勝のみと大苦戦したアヤックスだが、ここ最近は12戦連続無敗と持ち直している。 頼もしいのは、前線に構えるFWブライアン・ブロビーだ。22歳の点取り屋は、昨年12月よりリーグ戦で6試合連続得点を記録するなど大爆発。リーグ戦得点数は13ゴールまで伸びている。 まだオランダ代表の主力になっている選手ではないが、この成績ならば無視できないだろう。今のオランダはセンターフォワードのピースが不足しており、ブロビーは今夏のEURO2024へ貴重な戦力となるかもしれない。 オランダ『Soccernews』によると、オランダ代表OBのウェズレイ・スナイデルはブロビーとアトレティコ・マドリードFWメンフィス・デパイを2トップで組ませるべきと進言している。従来の[4-3-3]ではなく、2トップがベストとの考えだ。 「デパイは偽9番の側面もある。相棒にはブロビーが完璧にフィットするだろう。デパイはブロビーの周囲を動き、サイドへ動くこともできる。なぜ4-3-3でプレイしなければならないのか」 デパイも怪我で出遅れていたが、リーグ戦では直近3試合で2ゴール1アシストを記録するなど状態を上げている。代表88キャップで44ゴールを挙げるデパイはEUROでも絶対に外せない戦力だ。 今のオランダはセンターバックの人材が充実しているだけに、3バックをベースとした[3-4-1-2]のようなシステムも面白いかもしれない。代表監督ロナルド・クーマンはアヤックスで活躍するブロビーをどう見ているのか。EUROを前に楽しみな存在だ。
構成/ザ・ワールド編集部