2016年、移住先人気ナンバー1は何県? 「田舎暮らし」から「地方暮らし」へ
ふるさと暮らしを希望する都市住民と地方自治体のマッチングを支援するNPO「ふるさと回帰支援センター」(東京都千代田区)は20日、2016年の移住希望地域ランキングを発表した。1位は山梨県、2位は長野県と上位2県は昨年比で順位が入れ替わり、静岡県が3位にランクインした。 [写真と動画]庭付き一戸建てを夢みて、会社を辞め佐渡島に移住 4位、5位はそれぞれ広島県と福岡県だった。熊本地震の影響にもかかわらず、熊本・大分両県をはじめ、九州6県が20位以内にランキングしており、九州地方の人気が高い。
移住相談件数は前年の2万1584件から2万6426件へと22.4%増加した。同センターによると、相談件数は地方創生が言われ始めた2014年以降増加傾向にある。20~40代の割合が68%を超えており、現役世代の地方移住の動きが定着し始めたとしている。 また、移住先を選んだ理由として「就労の場があること」が「自然環境が良いこと」を上回り、「田舎暮らし」ではない「地方暮らし」という動きが出ているという。 ランキングは、新規の来場者6777件の回答をもとに作成した。