松下奈緒が20周年記念ライブでピアノを弾き語り「幸せを届けられるように30、40周年とやっていきたい」
女優でピアニスト、松下奈緒(39)が23日、東京・丸の内の東京国際フォーラムでデビュー20周年記念ライブを開催した。 【写真をもっとみる(全6枚)】自身で制作したスカートを履いて出演した松下奈緒(4枚目) 2004年に芸能界入りし、音大出身のスター女優として演技とピアノの二刀流で人気を博してきた。先月の大阪公演に続き、この日がアニバーサリーライブの最終日。2年ぶりのホール公演となり、「きょうは20年分の思いをお届けしたい」と集まったファンに感謝。代表曲「Wish」や「うんとしあわせになろう」をピアノの弾き語りで熱唱し、朝ドラのヒロインを務めた2010年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌でいきものがかりが担当した「ありがとう」を情感豊かに演奏した。 松下は「本当に今でも『ゲゲゲの女房や』と言われることがたくさんあって、皆さんに覚えていただける役をもらえたことは本当に感謝だな、と思います」としみじみ。 同作で人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木しげるさんの妻を演じたことから、「『鬼太郎の女房や』と言われることもあるけど、まあ間違ってはないのかな」といたずらな笑顔。 また、趣味が洋裁だけに「きょうの衣装の黄色いスカートは自分で作りました」と明かし、「ピアノのペダルを踏まんでミシンのペダルを踏んでるって言われるけど、ちゃんと両方やってんの!」と地元の関西弁をまじえたトークでも笑いを誘った。 「ありがとう」のほかに自身が出演した作品の主題歌メドレーや先月に発売した2年ぶりのオリジナルアルバム「souNds!」の収録曲「きらりら」など20周年の芸能人生を凝縮した計17曲で魅了。鳴りやまぬ観客の拍手に「音楽を通してまた皆さんと思い出を作っていきたいな、と思いました。これからも私しかできないことをやっていきたいし、幸せを届けられるように20周年といわず、30、40周年とやっていきたいと思います」と改めて誓った。 7月25日にはテレビ朝日系主演ドラマ「スカイキャッスル」(木曜後9・0)がスタート。セレブ妻たちの壮絶なバトルを描く同作について「一応、清楚が売りの松下奈緒ですが(笑)、今回の役はまあ、いい人ではなく、毎日人生で言ったことがないせりふを言っています。バチバチ、ドロドロですが、最後に〝幸せって何なんだろう〟って思えるところを楽しんでいただけたら」と新境地を開く役にも意気込んでいた。