【裏金事件】『政権交代をする気はある?』立憲・泉健太代表を直撃「大臣・副大臣・政務官だけで約80人必要、議席少なすぎるのが問題」ミッション型内閣で野党は賛同するか
「とにかく政治はお金がかかる」野党も同じか?
(泉健太氏) 何に使ったかわかりません。蓄財なのか、自治体議員に配っているのか、飲み食いに使っているのか、我々からすると遠過ぎてわからないです。広島の自民党の事件で、河井夫妻の選挙違反ということで、党本部から1億5000万円が広島に流れていたといいますが、じゃあ立憲民主党で1億円を流せるかって言ったらそんな訳もない。 ――自民党の元議員に聞くと、「とにかく政治はお金がかかる。だからパーティーで収入を得ないとやっていけない」という話ですが、野党も同じでしょうか。 (泉健太氏)そうですね。お金がかかるっていうのは、私設秘書を雇う、事務所をいくつか設ける、その維持費にお金がかかるので、個人でパーティーを開いて、それを全部記載して、ちゃんと政治資金として使う、こういうことは野党でもあります。
「政治とカネ」どうやったら変わっていけるのか
――お金のかからない政治、っていうのは難しいんでしょうか。 (泉健太氏)僕はそう思わないです。京都3区で活動していく中でも、マイク1本で訴えることには、基本お金はかかりませんし、お金をかけて活動するか、かけず活動できるのかっていうところで、作っていく政治文化の違いかなと思うんです。自治体議員の数は、確かに自民党さんはとても多くて、そこが選挙のときにどういう形でやってくれるのかというのは、自民党の文化があると思うんですけども、お金をかけなくてもできる時代に僕はなっていると思います。 ――国民は今回の事態に対して憤りを覚えているわけですが、どうやったら変えられるんですか。政治とカネの話はどうやって変えていくとお考えですか。 (泉健太氏)例えば自民党さん、経団連から年間24億円もらっていたりするわけですよね。他の政党はそんなにもらってるものはないですから、もう資金力で格段の差がある。公平公正な環境で戦ってるのかということも含めて、シンプルに言えば、企業・団体からの献金は廃止。それ以外も含めてもらったお金は全部記載。もし違法なことをしてしまった場合に、責任取らされるのは会計責任者なんですよ。議員本人じゃないっていうところがちょっと問題で、やっぱり問題を起こした場合は、議員本人がアウトになるっていうことを基本にしないと、議員の側の意識も改まらないと思います。