梅雨に急増する“屋根修理詐欺” より巧妙…実在企業、代表者名乗り信用させる
■実在企業名、代表氏名を悪用「憤りを感じる」
横浜市内に現れた屋根修理を装う男は、動画の中で名前を名乗っていました。 男 「こんにちはー。株式会社ケンショーのミヤザワといいます」 架空の会社名かと思いきや、調べてみると千葉県に屋根のふき替えなどを行う「株式会社建翔」という会社が実際にありました。しかも、社長の名前は「ミヤザワ」さんです。 千葉県我孫子市にある本社を訪ねると、取材に応じたのは、株式会社建翔の宮澤信彦代表取締役本人です。 宮澤代表取締役 「(Q.動画の人は御社の方?)違いますね」 「(Q.従業員でもない?)はい」 「(Q.屋根修理の訪問営業はしている?)いや、していないです」 “屋根修理詐欺男”は、実在する企業と代表の名前を悪用していたのです。株式会社建翔は、悪質な屋根修理詐欺には全く関わっておらず訪問営業も行っていません。 宮澤代表取締役 「何回かお客様の方から聞いた。憤りを感じるというか、昔から頑張ってきて(信頼を)積み重ねてきたものなので、やめてほしいです」 これからの時期、注意が必要な屋根修理詐欺。専門家は、警戒を呼び掛けています。 日本住宅性能検査協会 服部順一氏 「“屋根”は自分で確認ができないがゆえに人に任せるしかないという弱みがある。ですからそこにつけ込んでくる。(詐欺かどうか)分からない、判断する基準がないという場合には、例えば私どものように相談窓口を開いているところがありますので、そういうところを積極的に使って、相談してみるのが一番手っ取り早いと思います」 (「グッド!モーニング」2024年6月19日放送分より)
テレビ朝日