ロッテ・ポランコが1試合3ホーマー 新外国人・カイケルには「凄い選手がチームに合流する」
「練習から感じが良かった。ただ気持ちが入りすぎると打てなくなってしまうので、良い球をしっかり打ち返そうと思い1.2打席目打つことができました」。 ロッテのグレゴリー・ポランコが31日の西武戦、1試合3本塁打を放つ活躍で勝利に大きく貢献した。 『3番・指名打者』でスタメン出場したポランコは、初回の第1打席にマリーンズファンの待つ右中間スタンドへ先制の第14号ソロを放つと、3回の第2打席もライトへ第15号ソロ。勢いの止まらないポランコは5-2の7回一死走者なしの第4打席、レフトラグーン席に飛び込む第16号ソロ。「本当に満足しています。特に左ピッチャーから逆方向に打てるのは自分の中で感じが良いですし、あの打球をもっと残りのシーズンで出せるように頑張っていきたいと思います」と振り返った。この日の3本塁打で、リーグトップの山川穂高(ソフトバンク)に2本差に迫った。 首位・ソフトバンクが楽天に敗れ、ゲーム差が10に縮まった。ポランコは「今はホークスと結構差が開いているけど、あとまだ2ヶ月ある。今まで通り良い試合をしていけば、追いつくことも可能だよ。カイケル投手が入って来る事で、プレーオフとかで彼の力が必要になると思うし、そこは期待したいね」と話した。 新加入のダラス・カイケルはメジャーでサイ・ヤング賞を受賞した経験のある左腕。20年にポランコ選手がパイレーツに所属していた際に、当時ホワイトソックスでプレーしていたカイケル投手と対戦し、空振り三振だった。 ポランコはカイケルの印象について「正直、対戦した事は覚えていないね。(笑)プライベートでも会った事は無いけど、実績のある良いピッチャーだし、サイ・ヤング賞も獲っているし。積極的にコースに投げて行くピッチャーだから、そういう凄い選手がチームに合流する事になって期待しているよ」と語った。 去年8月に8本塁打を放ったポランコ。今年も夏場以降の活躍に期待がかかる。「夏になると身体の状態も良くなるし、今も健康だからこれから残り2ヶ月チームの力になれる様にしたい」と活躍を誓った。 (取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
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