会社から定年後は嘱託で働かないかと打診されました。給料は月10万円以上減るようですが、社会保険や有給はどうなるのでしょうか?
嘱託社員として働くメリット
定年後に嘱託社員として働くメリットは、以下のとおりです。 ・定年後も一定の収入を得られる ・勤務時間や日数に融通が利く ・専門的な知識やノウハウを生かせる ・社内のことを理解しているので働きやすい 嘱託社員として働くことで、定年後も毎月一定の収入を確保できます。定年前の収入に比べると少なくなる可能性がありますが、貴重な収入源となり得ます。 さらに、正社員と比べて勤務日数や勤務時間が短くなるため、プライベートの時間を十分に確保することが可能です。趣味や家族との時間を大切にすることができます。 また、勤務先や仕事内容が定年前と大きく変わらず、これまでの知識や経験を生かすことができます。新しい仕事を覚える必要がないため、スムーズに業務に取り組むことが可能です。 社内の人間関係や仕事の進め方、社風にも慣れているため、働きやすい環境が整っていることもメリットです。
嘱託社員として働くデメリット
定年後に嘱託社員として働くデメリットは、以下のとおりです。 ・雇用期間が限られる ・給料が下がる ・役職が外れる場合がある 嘱託社員は、企業と有期雇用契約を結ぶため、雇用期間が限定されます。雇用期間は、通常は最長で3年ですが、一定の条件を満たす場合は5年まで契約が可能です。ただし、契約の更新は保証されていません。また、非正規雇用労働者として働くため、給料が定年前よりも低くなる可能性が高いです。 さらに、定年前は役職に就いていた場合でも、嘱託社員として働くことで役職から離れることがあります。嘱託社員として働く場合は、これらのデメリットを理解しておくことが重要です。
定年後の嘱託社員は社会保険や有給がある! 自分に合った働き方か慎重に判断することも大事
定年後に嘱託社員として働く場合、社会保険への加入や有給休暇の取得が可能です。給料は定年前と比べて減る可能性がありますが、勤務時間や日数に融通が利くため、趣味や家族との時間を大切にできます。 ただし、嘱託社員だけでなく、さまざまな働き方を比較して、自分に最適な働き方を慎重に選ぶことが大切です。嘱託社員を含め、さまざまな選択肢を検討してみましょう。 出典 労働基準法 政府広報オンライン パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象により手厚い保障が受けられます。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部