藤岡真威人、父・藤岡弘、の影響もあり、主人公の「ヒーロー・特撮が好きだという気持ちも分かる」
俳優藤岡真威人(20)が主演するテレビ東京系ドラマ「ウイングマン」(22日スタート、火曜深夜0時半)の制作発表がこのほど東京都内で開催され、藤岡のほかヒロイン役の女優加藤小夏(25)、声優で俳優の宮野真守(41)、原作者の桂正和さん、坂本浩一監督が出席した。 原作は桂さんが40年前に発表した同名漫画で「電影少女」など魅力的な女の子を描くことで知られる桂さんのデビュー作。これまでに数々の特撮ドラマや特撮映画でメガホンを取った坂本監督は放送を前に「僕は原作の連載時に中学生だった。僕が一番楽しみ」とニッコリ。 特撮オタクの少年・広野健太(藤岡)の物語で、藤岡は「原作もアニメも見た。コミカルで面白いけど桂先生ならではのお色気の部分も多い。実写に落とし込むときにどこまでやるんだろうと思った」と率直に明かした。 父で俳優の藤岡弘、の影響もあり主人公の「ヒーロー・特撮が好きだという気持ちも分かるし、ヒーロー好きの度が抜けていないといけないと思った」と話した。家で特撮ドラマを見直してはヒーロー好き要素を落とし込み、「たわいない会話の中で出したい。分かる人には届くと信じてやりました」。思いは報われたのか加藤は「現場に入ったら真威人君が健太でしかなかった」と明かし、すかさず宮野は「遺伝子は完璧だからね」。 今作で桂さんは総監修としても名を連ねるが「原作者という感覚よりも、制作の1人のつもりで、結局いっぱい口出しちゃった。原作と全く一緒は無理だから原作の良さをどう伝えるかというところを調整した」と明かした。 藤岡は「40年来、満を持しての実写化。僕の俳優人生の中でも代表作になると思い、へこたれず頑張ろうと突っ走った。原作を読んだことがない方でも、ファンの方でも、絶対に届く何かがあると信じているので、楽しみにしてくださるとすごくうれしい」と呼びかけた。
中日スポーツ