サッカーの名将クロップ「秘訣を聞いてみたい」今季からレッドブルメイト、4度王者フェルスタッペンのメンタルに興味津々|F1
サッカー界の名将ユルゲン・クロップ氏が、F1において4連覇を達成しているマックス・フェルスタッペンについて強い関心があると語った。 2025年よりレッドブルグループのグローバルサッカー責任者に就任したクロップ氏は現地時間14日、その所信表明としてオーストリアのザルツブルクでメディア発表会に参加した。 「約25年間ピッチサイドで監督業に携わってきた私が、このようなプロジェクトに関わることになり、この上ない興奮を覚えているよ」 「役割は変わりますが、私のサッカーに対する情熱、そしてサッカーに携わる皆さんへの敬意と情熱は変わっていない」 1967年ドイツ生まれ、現在57歳のクロップ氏といえばマインツ、ドルトムント、リヴァプールの指揮官を歴任してきた。ドルトムントでは香川真司を、リヴァプールでは南野拓実、遠藤航を指導するなど、日本人プレーヤーとの縁も深い。 また、ドルトムント時代にはブンデスリーガ2連覇、リヴァプールではプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグでも戴冠するなど、現代最高峰の名将と呼び声高い指導者に。だが23-24シーズン限りでリヴァプール指揮官を退任したドイツ人指導者は、2025年よりレッドブルの重役を務めることに。
レッドブルグループのグローバルサッカー部門責任者に就いたクロップ氏はピッチサイドの第一線から退いた形になった。だが「まだまだ学ぶべきことが多い」として、競技こそ異なるが同グループのF1王者フェルスタッペンに興味があるという。 「フェルスタッペンはトラック上で自分が何をしているのか、何をしなければいけないのかをよく理解していて、それを完全にコントロールしている。勝つためには時には全力を尽くさなければならないこともあるからね」 「明らかに大の負けず嫌いだということがわかる。F1のトラック上では、誰かがより良い仕事をするときもある。それでも負けることだけはいつだって嫌なものだろう」