40代からの「おしゃれに見える」コーデのコツ。クローゼットは主役1割、脇役9割
「ショップでひと目惚れして買った服なのに、手持ちの服と合わない」悩みを解決! パーソナルスタイリストとして、顔立ちや雰囲気に合ったスタイルの提案に定評がある杉山律子さんは、服を「主役」と「脇役」を分けて考えてと話します。クローゼットのなかは主役1割、脇役9割がちょうどよく、脇役さえ押さえれば、おしゃれは一気に加速するそう。杉山さんにおしゃれに見えるコーディネートの合わせ方を教えていただきました。 【イラスト】トレンチコートの正解コーデ
主役アイテムを複数選ぶと失敗しやすい
ショップに並んでいるビビッドカラー、花柄、ロゴ、フリルなどのアイキャッチな服たち。あまりのかわいさに、つい勢いでお迎えしてしまった…なんて方も多いのではないでしょうか? でも、いざコーディネートを組もうとすると、なんだか変…。それは、「合わせ方」に問題があるからです! ひと目惚れしたアイテムって、ほとんどが「主役アイテム」。アイテムそのものの主張が強いので、合わせ方を間違えると、ほかのアイテムとケンカして、足を引っぱり合ってしまうのです。 そもそも主役アイテムとは、コーディネートの中心になるもの。たとえば、トップスなら、ビビッドカラーのシャツ、花柄のブラウス、ボーダーのカットソー、ロゴのTシャツ、フードつきのパーカー、ビッグシルエットのニット、モコモコのカーディガンなど…。惹かれたことのあるアイテムが、意外と入っていませんか? これらの主役トップスを生かすには、ボトムスを「黒」か「白」にするだけ。シンプルなものを合わせれば、簡単にすてきなコーディネートができ上がりますよ。
コーデに主役アイテムは1つまで!
主役アイテムは、主張するものによって、「色」「柄」「ロゴ」「デザイン」「素材」の5つのカテゴリーに分けられます。 色を主張するアイテムは、ビビッドカラーをはじめ、光沢感のあるメタリックカラー、薄いピンクやブルーなどくすんだパステル系の淡い色のものも含みます。 柄を主張するアイテムは、花柄、チェック、ストライプ、ドットなどの柄物アイテム。見落としがちですが、ボーダーも立派な主役です。 ロゴを主張するアイテムは、デザインされた文字が入ったもの。ブランドのアイコン、ブランドを象徴するようなマークなどがついたアイテムともいえます。イラスト入りのものも、このカテゴリーに含めます。 デザインを主張するアイテムは、プリーツ、アシンメトリー、ビッグシルエットなどのもの。定番と思われるトレンチコートやライダースジャケットも含みます。 素材を主張するアイテムは、ファー、レース、コーデュロイ、モヘアなどのもの。一見、シンプルなシワ加工のリネンも、じつは、該当します。 大切なのは、コーディネートのなかで、主役アイテムを1つにすること。そうすれば、失敗は回避できます。 トップス・ボトムス・バッグ・靴のなかから、1か所だけ取り入れます。 アウターが加わる季節は、トップス・ボトムス・アウターから1か所、バッグ・靴から1か所の計2か所まで。もしくはバッグと靴の2か所にしてください。 主役以外のアイテムは、シンプルにまとめるのがポイントです。
ESSEonline編集部