ウクライナ出身の新十両安青錦が初日から4連勝 化粧まわしは母国の代表的な花のひまわり
<大相撲九州場所>◇4日目◇13日◇福岡国際センター ウクライナ出身2人目の関取、新十両の東11枚目・安青錦(あおにしき、20=安治川)が70キロ以上重い大翔鵬を下手投げで初日から4連勝を飾った。 【写真】下手投げで大翔鵬を破る安青錦(左) 重い相手だけに「中に入ってまわしを取れてよかった。胸を合わさないようにだけ思っていた」。低い立ち合いから頭を上げずに食らいつき、相手の圧力に負けず最後は下手投げを決めた。「重たかった。まわしを取った瞬間にきめられそうになって危なかったです」と振り返った。 場所前、新十両場所の目標を「優勝」と掲げた。その目標へ、順調に白星を重ねる。ただ、4連勝にも「ここからまだ長いんで。集中していきたい」。 この日の化粧まわしはひまわりをデザインしたものを着けた。「ウクライナの代表的な花ですね。常に(太陽に向かって)上を向いている」。ひまわりのように上の番付だけを見据え、力強く咲き誇る。