全国で躍動する関東の強豪たち 関西、東海、九州の躍進も見逃せない!<田中裕毅の”準硬ドットコム”第20回>
清瀬杯の過去5大会を見ていくと、あらゆるチームが毎年成績を残しているが、関西地区と東海地区が比較的結果を出している傾向にある。 東海地区に至っては4大会連続でベスト4以上に勝ち残っている。優勝こそないものの、全国の舞台で結果を出している。2021、2022年でベスト4進出だった名城大は、2023、そして2024年は全日大会に出場する。着実にステップしているといっていい。ぜひ全日大会でも結果を残してほしいところ。 さらに、2023年にベスト4で姿を消した日本福祉大が、今年も清瀬杯に出場する。昨年の悔しさを糧に、2024年は大暴れして欲しい。 関西地区は2022、2023年で2年連続準優勝。清瀬杯を盛り上げているが、大阪教育大は、2024年も清瀬杯に出場する。あと一歩で逃した優勝を、今回こそ達成なるか。 また九州と北海道の2地区が、過去5大会で優勝を手にしている。特に2021年の東海大札幌校の優勝は、北海道地区にとって全日大会も含めて初めて全国の頂点を掴んだ記念すべき大会だった。 とはいえ東海大札幌校、そして前回王者・久留米大も今年の清瀬杯、さらに全日大会にも出場が叶わなかった。各地区の予選の厳しさを再確認させられる。 過去5大会にだけ絞ってみていったが、関東を筆頭に、関西、東海、九州地区が引っ張っている状況と言っていい。その4地区を追いかけるのが、残りの地区なわけだが、果たして今年はどの地区が全国で暴れるのか。
取材・文/田中 裕毅(準硬式野球評論家) 小学3年生から中学生までは軟式野球。高校での3年間は硬式野球をプレー。最後の夏は控え捕手でベンチ入りを果たす。 大学から準硬式野球で3年間プレー。大学2年、3年生のとき、チームは清瀬杯大会に出場し、自身はベンチ入り。さらに3年生の1年はチームの主務として、選手登録やリーグ戦運営に携わる。特に春季リーグはリーグ委員長として、試合日程の調整をはじめとした責任者を任される。