また近畿で警報級大雨の恐れ 梅雨前線しばらく本州付近に停滞 ただし晴れ間が出れば厳しい暑さに
2日にかけ近畿すべての府県で大雨警報も 少しの雨で土砂災害の恐れ
27日(木)午前8時から30日(日)午後2時までに降った雨の量は、和歌山県田辺市護摩壇山で231.0ミリ、大阪府八尾市で106.0ミリで、八尾では平年の6月の約7割の雨が3日ほどで降りました。 28日(金)の夜には奈良県生駒市で土砂崩れが発生し、住宅や近鉄けいはんな線に土砂が流入する被害が発生するなど、これまでに降った雨で地盤の緩んでいるところがあります。 このような場所では少しの雨や短時間の激しい雨で土砂崩れが発生する可能性があります。 2日(火)にかけては、近畿地方のすべての府県に大雨警報を発表する可能性があるとして気象台は情報を発表しています。 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。 また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。
来週後半は近畿北部中心に雨降りやすく 梅雨の晴れ間では厳しい暑さに
近畿地方の週間予報を見ると、2日(火)にかけては全般に雨が降り、警報級の大雨のおそれがあるため、最新の情報に十分注意してください。 3日(水)以降は梅雨前線が日本海に停滞しやすく、近畿北部を中心に雨が降り、前線の活動の程度によっては再び大雨となる可能性があります。 一方、中部や南部では太平洋高気圧に覆われて、晴れ間の出るところもありそうです。 日差しが出ると気温が一気に上がり、厳しい暑さになる可能性があります。 大阪の3日(水)の最高気温は33度の予想で、かなり蒸し暑くなりそうです。 熱中症はもちろんのこと、食中毒など、食材も傷みやすくなるため、注意が必要です。 まだ梅雨の真っ只中で梅雨明けはもう少し先のため、日頃の天気予報や気象情報をこまめにチェックして災害や体調管理に備えるようにしてください。 (ABCウェザーセンター 気象予報士 真治大輔)