『今日好き。ニャチャン編』3話ーー“村重杏奈の妹”に恋の予感 男子メンバー「好きになったかも」
4月1日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ニャチャン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】ダブルデートでたいようを意識するみなつ 思わず「男前」 以下より、4月15日公開の3話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・みなつ&ゆう、それぞれが気になる男子に告白を確約 ラナの意識もいっさの方へ メンバー同士が向ける恋の矢印も、徐々に照準が合わさってきた『ニャチャン編』。今回の3話では、たいよう(忠村太陽)×みなつ、いっさ(松本一彩)×ラナ(谷田ラナ)、てる(川端輝)×ゆう(早坂ゆう)など、前回の2話で各々の“いいな”の想いを深めたカップリングが、さらなる親交を育むシーンが多かった気がする。そうした意味で比較的、“現状維持”といえる落ち着いた印象を抱いたほか、たいようの特技であるマジックも残念ながら披露されず。ということで、前述の3組による2ショットを順に振り返っていこう。 たいよう×みなつ、いっさ×ラナの両ペアは、2日目のグループ行動にて、ウォーターパークでのダブルデートを満喫。それぞれのペアでウォータースライダーを滑り降りた際には、たいよう×みなつのスライダーがコースの途中でなぜか停止し、最後も水飛沫がほとんど上がらないといった場面も。こうした小さなハプニングも、後から振り返ればよい思い出。それに、みなつは自身の乗るスライダーが止まったとて、別の方向に意識が向いていただろうから無問題だろう。 みなつがむしろ意識していたのは、筋肉で引き締まった、たいようの美ボディの方。またしても新たなギャップ発見だ。もはや、スタジオのみならず、みなつ本人からも「男前」という言葉が引き出された通りで、たいようの“昭和なイケメン像”から目が離せない。この2ショットの最後には、みなつの方から最終日、ほぼ確実に告白する宣言もあった。 それに対して、意外にも落ち着きを払っていたたいよう。ほかにも気になる女子がいるため、もう少しだけ待っていてほしいと伝えながら、この後のディナーでは「隣に座ることを約束します」と、独特な言い回しで約束を。なんだろう、新しい恋リアのタイトル? たいようが魅せれば、いっさも持ち前の筋肉で返す。ラナとの2ショットでは、彼女を腕にぶら下げた前回の2ショットに引き続き、今度はスクワットに挑戦。もちろん、自身の背中にラナを背負った状態で、だ。相変わらず、スポーツマンらしい筋肉120%なアプローチ。それでも、ラナの意識は、いっさの方だけに徐々に向いてきている。たいようと同様、刺さる人に刺さればそれでいい。アプローチの仕方に、正解も不正解もないのである。 てる×ゆうは、3万匹の魚を鑑賞できる水族館にて2ショット。こちらもまた、ゆうがてるに最終日の告白を約束。ここでは、彼女の特技の似顔絵に挑戦し、てるからも好反応が返ってきた。前回の2話にて、てるから公園の花壇の縁に“よいしょ”と持ち上げられたあの一件以来、ゆうの頭は当時のドキドキでいっぱいとのこと。今晩も、女の子のかわいいの“K点”を更新完了。 ・るい、エリカを思いやる気持ちが恋心に変化? 「ちょっと、好きになっちゃったかも」 ここまで振り返った通り、程よく安定が見られた今回のオンエア。そのなかで、唯一といえるくらいに心境変化があったのが、るい(村澤瑠依)×エリカ(村重エリカ)である。 遡ること初日のディナー。ほかメンバーが2ショットに席を立つなか、残されたふたりの間では“友情相談会”が開催される。“友情相談会”と言いつつ、その内容はほぼ、るいによるエリカの心理カウンセリングやセラピーに近いものだったわけだが、このディナーで初めて会話したにも関わらず、エリカはるいをとても信頼するように。 途中には「ずっと泣いちゃいそう」と涙が込み上げ、その後すぐにエリカの頬を涙が伝ったくらい、自分の感情を上手くコントロールできなかったエリカ。『今日好き』の恋はそのくらい難しいし、大きく心当てられるものだと思わされるシーンだった。 るいの「1日目で泣けるくらいに強い想いがあるなら、それだけで大丈夫」。エリカの「るいくんに助けられたから、るいくんが困ってたら助けたい」。ふたりの信頼関係が垣間見えた2ショットからの、今回の3話。グループ行動の最中、同じ組となったエリカはるいを2ショットに呼び出すも、彼の到着前から涙を零してしまっている。 なんとも“情緒~”な展開始まりだったが、途中からはるいを「相談係です」とさりげない笑いのネタにし、「るいくんとギターに支えられてるかも」と、彼の存在の大きさに感謝を示すエリカだった。 るい自身もまた、過去に失恋を経験しているからこそ、相手に寄り添う、その場しのぎではない言葉を考えられるのだろう。この2ショットを終えてのソロインタビューで、エリカは「るいくんの前では強がらなくていい」「いまほしかった言葉をくれる」と、彼の存在の大きさを言葉にすると、「今度はるいくんのことを知りたいし、喋ってみたい」と、「相談係」ではなくひとりの男子として、視点を変えて接してみたいと、新たな恋の予感をさせてくれた。 そんな心境変化はエリカのみならず、るいの方にもあったよう。彼女の境遇や、その言葉の一つひとつに、自身に近いものを感じた。そして、質問をしたスタッフに向けて飛び出した、突然の告白。「ちょっと、好きになっちゃったかもしれないです……」。 自身の心に浮かんだ感情の正体に気づいてか。あるいは、まだ気づかずもどかしいからか。どこか戸惑いのある表情で、少しずつ言葉を紡いでいたるい。友情が、“好き”の想いにーー。ただ、水を差したくはないが、今回の旅は2泊3日で、時間はもう2日目のディナータイム。恋の芽が育つには、急いで水をやらねばならない点を忘れてはならないことも、ふたりの恋を見守る上で重要なポイントとなりそうだ。 ところで、次回4話の予告映像では、たいようとてるが今回とは別の女子を2ショットに誘いそうなひとコマが観られたほか、スタジオから「2日目の夜にこんなに動くことある?」という気になるコメントも。 たしかに、この日の夜にはもう自身の心を固めるメンバーも多いだけに、なかなかリスキーで、それゆえあまり確認されないケースである。“心境変化”という意味では、るい×エリカも“動いた”例に含まれるだろうが、今回のオンエアが“現状維持”な内容だったぶん、ひょっとして次回は、かなりヤバい……?
一条皓太