ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の箕牧代表委員が山陽小野田市の中学校で平和の尊さを訴えました。 日本被団協　箕牧智之代表委員 「私は当日、家の前でいつものように遊んでいたら、ピカーと光ったんです。」 講演を行ったのは箕牧智之さん８２歳です。 ３歳の時に疎開先の広島で被爆しました。 現在、日本被団協の代表委員として、被爆体験の証言や核兵器廃絶の活動を続けています。 「世界の皆さんへ。被爆者が生きているうちに核兵器をなくしてください。」 被爆者の高齢化が進み、戦争や原爆の悲惨さを知る世代が減るなか、生徒たちは真剣な表情で話を聞いていました。 １年生 「原爆の恐ろしさや戦争の時の暮らしの大変さを学べたので、これからたくさんの人に話していけたらいいなと思います。」 ３年生 「一番は戦争がなくなるってことだと思います。人が争う原因をなくすことが一番大切かなと思いました。」 日本被団協　箕牧智之代表委員 「あと１０年もすれば被爆者がひとりもいなくなる日が来るんですよ。 我々に課された大きな宿題が、次の世代に受け継いでいくようなことを考えなければいけない。」 箕牧さんはノーベル平和賞を契機に核廃絶に向けた活動をさらに広げていきたいと話しました。