総統選 民進党、10日連続の大規模集会を開始 ネットでのPRと併せ最後の攻勢／台湾
（台北中央社）13日投開票の総統選まで9日となる中、与党・民進党は3日夜、10日連続で全国各地で開催する大規模集会を北部・新北市を皮切りに開始した。同党幹部によれば、最後の10日間は大規模集会のような「地上戦」に加え、インターネット上の「空中戦」を並行して行い、蔡総統が政権を執った8年間の実績と将来の国の方向性を重点的にアピールする。 大規模集会には同党公認候補の頼清徳（らいせいとく）副総統や副総統候補の蕭美琴（しょうびきん）前駐米代表（大使に相当）、蔡英文（さいえいぶん）総統が姿を見せ、参加者に支持を訴えた。集会は12日までに21回開かれる。また同日朝には全国千カ所以上の街頭で有権者に支持を呼びかける活動が行われ、頼氏は台北市内で、蕭氏は新北市内でそれぞれ声を上げた。 「空中戦」について、党は2日、頼氏と蕭氏、蔡氏の3氏が勢ぞろいするPR動画を公開した。党幹部は、動画の浸透度は非常に広くて深く、普段とは異なる層にまで届いているとし、選挙戦において大きな後押しになっているとした。 （葉素萍／編集：田中宏樹）
