中国の気球6機が台湾本島上空を飛行=国防部
(台北中央社)国防部(国防省)は11日、中国の気球8機が10日に台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、このうち6機が台湾本島上空を飛行したと発表した。同部は、軍が軍用機や軍艦、沿岸に設置しているミサイルシステムで厳密に監視し対処したと強調した。 8機の気球を確認するのは2日連続。 国防部が公開した資料によると、台湾本島上空を飛行した6機のうち4機は東部海域で姿を消し、残る2機は台湾本島上空で消失した。8機の飛行高度は1万2000~3万5000フィート(約3658~1万668メートル)。 国防部は併せて、11日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ6機と軍艦延べ4隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち1機は台湾の南西の防空識別圏に進入した。 (游凱翔/編集:名切千絵)