食品メーカーが『ダンジョン飯』の料理を本気で再現!理研ビタミン社員が考案した“誰でも作れる”レシピで実演調理【特別企画】
苦手な人でも大丈夫!きれいにかき揚げを揚げるには
――アドバイスありがとうございます。ここからは下準備を行ったものを揚げていく工程ですね。 【工程3】ボウルに卵・水を入れて混ぜ合わせた後、薄力粉をふるいながら入れ、ダマにならないようさっくりと混ぜ合わせる。(液A)汁気を切った鶏むね肉を液Aにくぐらせ、熱した揚げ油でこんがりと揚げる。 【工程4】残った液Aにじゃがいもと4等分程にちぎった大葉を入れ、さっくりと混ぜ合わせたら4等分にして揚げる。(180℃3~4分、途中上下を返す) ――前者のとり天は比較的簡単に揚がると思うのですが、後者のかき揚げは苦手に思う人も多いのではないかと思います。綺麗に揚げるコツなどはありますか? 内田さん:かき揚げは慣れてしまえば難しくない料理ですが、綺麗に仕上げたり、初めての人が作ったりする場合は成形が難しいことがありますよね。その際は、あらかじめオーブンシートを用意し、丸型に成形して、シートごと油に沈めるととても綺麗にできあがります。しばらく揚げているとシートは勝手に剥がれるので、非常におすすめできる方法です。 また、とり天については揚げるだけには変わりないのですが、『ダンジョン飯』の登場シーンではかなり大きめに描かれていたため、もし完璧な再現のために大きいサイズの鶏肉を使用する場合は2度揚げをしましょう。5分ほど冷ました後、再度揚げることで、中心にも火が通りジューシーに仕上がりますよ。(180℃2分、取り出し3~4分程休ませたら再度180℃3分~) こうして出来上がった料理がこちら。 ――すごい!アニメのカットと見比べると再現度が高い…!焦げていない程度に茶色かかった鶏天の衣、かき揚げに入っている大葉の緑色が非常に再現度を高いものにしていますね。 内田さん:少し2度揚げが長かったかもしれませんが、無事に完成しました。実際に作って召し上がっていただければわかるのですが、揚げることで青じそのドレッシングが程よい風味に落ち着き、ジューシーに仕上がっていると思います。ぜひご家庭でもお試しいただきたいですね。