小学校で捕まえたヘビ、教室で飼ってます 専門店の店長から生態学ぶ 性別は?判定に歓声 長野
長野県駒ケ根市の赤穂小学校2年2組(36人)が、教室でカラスヘビを飼育している。敷地内で9月に学校職員が捕獲、児童たちが飼育に名乗りを上げた。「チップ」と名付けてかわいがっており、15日、市内の爬虫(はちゅう)類専門店の店長らからヘビの生態について解説を聞いた。 【写真】専用ケースの中に入れられたヘビの「チップ」
担任の金城(かなしろ)夕紀子講師(51)によると、ヘビは同校の中庭で7月ごろから目撃されていた。9月に玄関で職員が捕獲。毒を持たないことを確認した上で、飼育を強く希望した2年2組が面倒を見ることになった。
この日は、爬虫類専門店「ドラゴンボックス」の菊地祥平店長(35)らが教室を訪問。「ヘビを見つけても、種類が分からない場合は絶対に触らないで」などと注意を呼びかけた。
児童たちはチップの性別や寿命、「尻尾を振っている時は怒っているのか」といった気になっていることを質問。メスと分かると「じゃあチップちゃんだ」と歓声が上がった。新井秀(しゅう)さん(8)は「すごくいろんなことを知ることができて楽しかった」と満足そうに話していた。