「のほほんとやってるように見えるけど…」巨人のランニングで先頭を走る熱い男
◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜) 巨人が主砲の13試合ぶりの一発でDeNAを下した。2回に岡本和真内野手(27)が、左翼席へ先制の4号ソロ。12日の広島戦(東京D)以来となるアーチを手始めに、この回2点を奪った。 【動画】フリー打撃での岡本和真のサク越え * * * 巨人の試合前の光景に小さな変化が生まれている。アップの最初に行われるランニング。“隊列”が決まっていなかった昨季とは違い今年は必ず、岡本和が先頭を走っている。主将2年目を迎え「そういうふうにしていかないといけないと思っています」と背中でチームを引っ張る決意を示している。 26日のDeNA戦(横浜)では8回に中飛に倒れると、バットを投げ出して悔しさをあらわに。例年以上にグラウンドで闘志をむき出しにする姿に、矢野打撃コーチは「ずぶとくて、のほほんとやってるように見えるかもしれないけど、あんな熱いところあるんだって。僕はめちゃくちゃうれしかったですね」。ひたむきに野球と向き合う姿が、必ず巨人を浮上させてくれる。
報知新聞社