受験生に喜びの〝春〟 公立高で一斉に合格発表【宇部】
県内公立高の合格発表が14日午前10時、各校で一斉に行われた。自分の番号を見付けた受験生からは「あった」「やったー」と歓声が上がり、コロナ禍を乗り越えてつかんだ「春」に笑顔が広がった。 宇部高(国清賢一校長)では、掲示の15分前から受験生たちが昇降口前に集まり始め、緊張の表情で発表の瞬間を待った。結果が張り出されると、スマートフォンで掲示板を撮影して保護者や恩師に合格を報告。プレッシャーから解き放たれた安堵(あんど)から、涙を流す女子生徒の姿も見られた。 同校では普通科160人と探究科70人が合格。双子で合格した東岐波中3年の黒田梨緒さんは「自信はあったけど、実際に受かってみると喜びでいっぱい。高校では演劇に取り組みたい」、妹の陽菜乃(ひなの)さんは「2人で入学できるなんて感無量。勉強を頑張って、将来は学校の先生かアナウンサーになりたい」と抱負を述べた。