パナソニック、LED照明に注力 蛍光灯終了で新潟工場強化
パナソニックは1日、蛍光灯の全ての生産を2027年9月末で終了し、発光ダイオード(LED)照明の生産に注力すると発表した。LED照明を生産している新潟工場(新潟県燕市)の生産能力を3割増やし、照明器具の転換による需要増に対応する。 蛍光灯の製造と輸出入が27年末までに禁止される国際的な措置に対応するためで、70年余りにわたる蛍光灯生産の歴史に幕を下ろす。 新潟工場では、蛍光灯の代替照明としてオフィスや倉庫などで使えるLED照明「iDシリーズ」を生産。東京都内で記者会見したエレクトリックワークス社ライティング事業部の島岡国康事業部長は「条件が整えば1.3倍までは増強可能だ」と話した。