「Believe―君にかける橋―」に出演する竹内涼真にインタビュー

4月25日(木)からスタートする木村拓哉主演のドラマ「Believe―君にかける橋―」 (毎週木曜夜9:00-9:54※初回は9:00-10:04、テレビ朝日系)。橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコンの土木設計部長・狩山陸(木村)が、《刑務所に収容される》という《思わぬ困難》に見舞われながらも、決して諦めることなく《希望と再生の道》を模索する本作。先日、ついに共演者が解禁され、竹内涼真が強い執念で狩山を調べる刑事・黒木正興を演じることが発表された。 【写真】“刑事という枠にとらわれない”黒木正興を演じる竹内涼真 今回WEBザテレビジョンではそんな竹内にインタビューを実施し、まだまだ謎の多い物語の魅力や、黒木の役どころ、そして初共演となる木村の印象などを聞いた。 ■主人公・狩山の魅力は“善悪すら吹っ飛ばすようなパワー” ――まずは物語について伺います。既に公開されているPR映像でも規模の大きさ、壮大さというものが見て取れますが、今作の魅力はどのようなところに感じていますか。 希望に向かって、それぞれの登場人物たちが“リスクを取る”。そこが魅力的で面白いなと思っています。やっぱり、欲しいものを必死でつかみ取りに行くときはリスクを伴いますし、つかみたいものが大きいほどリスクも大きいと思うんですね。 そして狩山の、本当に欲しいもののために善悪すら吹っ飛ばすようなパワー。普通なら踏み出したらいけないと思うところにも踏み出して、男らしく突き進んでいく姿が、すごくすがすがしくて、応援出来て、格好良くて、面白いと感じています。 ■枠にとらわれない“黒木”という人間を作り上げられたら ――その中で竹内さんが演じるのは、黒木正興という刑事です。「ニコニコしながら話すが目は笑っていない」「腹の底で何を考えているか分からない」という説明もありましたが、ご自身ではどのように受け止めていますか。 言えないことも多いですが、すごくやりがいのある役だなと思っています。台本を読んでいくうちに、どんどん自分の中でイメージが広がってすごくワクワクしましたね。もちろん刑事という職業はリスペクトしながら、刑事という枠にとらわれない自分なりの“黒木”という人間を作り上げられたらいいなと思っています。 ――枠にとらわれないというのは、どういった部分で表現されていますか？ 僕が黒木という人間を演じるときは、社会の一般的なルール…こういうことをした方がいい、してはいけないというのは分かった上で、一旦置いておくようにしています。それが演じていて楽しいんですよね。 何を考えているか分からないとありますけど、自分の中では彼の目的、行動原理はものすごく明確です。ではなぜ、何を考えているか分からないのかというのは…ドラマを見てもらうと分かると思います(笑)。 ――PR映像では、サングラス姿も印象的でした。 スタッフさんとみんなで選んだのですが、サングラスというアイテムは、めちゃくちゃ使えるんですね。心情の変化の表現や、相手との駆け引きの場面でもそうですし、劇中のすごくいいタイミングで使わせてもらっていて、サングラスに助けられているシーンもたくさんありますね。 ■本気のぶつかり合いじゃないとやっぱり面白くない ――執念深く狩山を調べる黒木刑事ですが、狩山と対峙するシーンというのは…？ 直接対峙するシーンはまだ撮影していないんですけど、すごく楽しみですね。でも、木村さんと現場でご一緒する場面はありました。撮影の話や、これまでの作品の話もしていますし、現場はいいコミュニケーションができているなという実感があります。 ――共演してみて木村さんの印象はいかがでしたか？ なんというか、すごく“納得”してしまいました。これまでずっと第一線で走り続けている引っ張ってきている…意味というほど明確なものではないですが、「あぁ、なるほど、やっぱりそうですよね」という、そういう感覚ですね。これはもう、見れば分かります(笑)。 それに本気です、誰よりも。だからこそ自分も燃えてくるというか。本気の勝負だったり、本気の優しさだったり、本気のぶつかり合いじゃないとやっぱり面白くないんですよね。木村さんが先陣を切って「マジで本気で行くからな！」という感じを出してくださると、こちらも「いや、そうですよね！」と気持ちが上がります。実際に言葉にされるわけではないですが、それがすごく「すてきだな」と思っています。 ――では最後に、“希望と再生の物語”ということで、竹内さんが“再生”したいものは何かありますか？ 免許証を作るときに決めた暗証番号があるんですけど、忘れちゃったんですよ。それを再生したい(笑)。いくら思い出そうとしても出てこなくて、2回くらいこれかなというのを試したんですが、違ったんですよね。もう1回ミスするとロックされるみたいでリーチがかかっています(笑)。