米、利下げ開始に慎重論も FRBが議事録、高金利長期化
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が3日、2023年12月12~13日の前回連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。出席者らは24年末までの利下げ開始が適切になるとの見通しを示したが、一部は高水準の政策金利を「予想より長期間据え置くことが正当化される状況もありうる」と慎重論を表明した。 前回会合では政策金利を3会合連続で据え置き、発表した出席者の経済見通しでは24年中に3回の利下げを見込んでいた。金融市場では3月にも利下げが始まるとの観測が出ていたが、議事録は利下げに関して「極めて不確実性が高い」と開始時期を示さなかった。