【RIZIN】榊原CEO、UFC目指す朝倉海&堀口恭司に言及「2人と話してからダナ・ホワイトに会ってきた」
■『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(24日・SAGAアリーナ) 全試合終了後に榊原信行CEOが大会総括会見を行い、昨年大みそかの『RIZIN.45』で勝利し王者になった朝倉海と堀口恭司が公言している「UFC挑戦」について、「自分たちだけのエゴで彼らを押さえつけるのは、日本格闘技界にとってマイナスだと思う」と言及した。 【RIZIN動画インタビュー】榊原CEO、UFC目指す朝倉海&堀口恭司に言及「ダナに会ってきた」 『RIZIN.45』で堀口は新設されたフライ級初代王座決定戦で神龍誠に2ラウンドで一本勝ち、海も前王者のフアン・アーチュレッタとのバンタム級王座戦に2ラウンドでTKO勝利し、ともに新王者となった。そして、試合後の会見で両者ともにUFCへ挑戦したい意志があることを発表した。 榊原CEOは今年1月の会見で「王者でも行きたいなら止めるべきじゃない」と自身の考えを明言。さらに今月には渡米してアメリカの各団体のトップと会談し、UFCのダナ・ホワイト代表とも話し合ったことをSNSで報告していた。 この日、改めてこの件について聞かれると「今月頭にアメリカに行って、ダナに会うのも大きなテーマで、ほかにもPFLやベラトール、さらにラブコールをもらってるベアナックルの代表ともコミュニケーションを取ってきた。アメリカの格闘技界でも地殻変動が起きていて、いろんなアクションが起こせると感じました。近々に皆さんにお伝えできると思うのでぜひ期待してもらえたらと思います」と報告。 そして、「海とも堀口とも年明けに話しをして、ダナに会ってきました。今後どうなるのか、正式に決まったところでアナウンスさせていただきたいです」とファンに約束。RIZINの代表としては「彼らの活躍がRIZINの舞台で繰り広げられるのが一番良いと思う」と語るも、「あんまり契約で縛って、彼らの夢や一人の男としてチャレンジしたい気持ちを自分たちのエゴで押さえつけるのは、日本格闘技界にとってマイナスだと思う」と持論を述べた。 続けて「彼らがここまで刻んでくれたRIZINの戦いを受けて、ファンが『行って来い!』って乗っかれるようなきれいな形で行かせたいし、チャレンジを終えたときにRIZINが戻ってこられるような場所でありたいと思っている」と挑戦を後押しする。 海と堀口の“RIZIN愛”を確信しており「実力だけで彼らがどこまで行けるのかを個人的に見たいし、日本人初のUFCのベルトを巻くのがRIZINの元王者っていうのもロマンがある」と最大限の期待を寄せる。「相手の団体や選手個人の思いも絡むことなので、バランスよく行けるように、もう少し時間を頂いて進めたい」と呼びかけた。