ジュース、チョコ、タッパーで揚げ物とごはん……爆食男子を激変させた“小さな前進と仲間”【筋トレビフォーアフター】
絶対にトレーニングをしたい! 夜遅くまでの学業との両立
「教職の資格を専門の学部の他に履修していることから、夜遅い時間まで授業があることがよくあるため、トレーニングできる時間を確保するために朝早く起きて、その日の食べる弁当を4食分作って学校に向かっていました。大学が始まる前にトレーニングを済ませる、空きコマを活用するなど、トレーニングを念頭において履修を組んだりもしました。また、アルバイトの前にトレーニングを行う場合は、合間にプロテインを飲むなどして筋肉が減らないように意識していました」 「ダイエットで効果的だったことは、まずはお菓子をやめることでした。お菓子を食べたくなるということは食事の量が足りていないのかなと思い、思い切ってお菓子をやめる代わりに1日4食で2000キロカロリーになるように生活をしていたら減量の初めはすんなりと体重が落ちるようになりました。その後、体重が落ちなくなった時はタンパク質と脂質の量は変えずに、糖質の量を少ない日、中間、多い日と揺さぶることで停滞もあまりなく減量をすることができました。大会用の本格的な減量の際はいきなり糖質をゼロにするのではなく、ご飯の量を調整し、仕上げの段階ではご飯の代わりにじゃがいもやオートミールを食べるなど、食物繊維を意識して食事を行いました。タンパク質の摂取方法も魚や鶏肉、卵など様々な食材から摂ることを心掛けていました」 「挫折せずに継続させられた理由は、同じ志を持った友達と出会えたことです。自分の周りで頑張っている人を見ると自分も頑張らないとな、と刺激を受け続けることができました。また、大会に向けダイエットを続けていく中で、大きな目標と小さな目標を設定して、小さな目標が達成できた時に、ご褒美として親しい友人や支えてくれている人と外食に出かけて好きなものを食べ、心の栄養も補充しました。こういった環境で、辛い時期でもすごく自分は恵まれていると改めて感じることができました」 こうして絞り上げた身体は61kg、体脂肪率5%。2022年、2023年と憧れの大会出場を果たした。
「かっこよくなりたい」という気持ちを持ち続けたい
「トレーニングの目標は、始めたきっかけでもある“かっこよくなりたい”という考えは僕の根幹であり、それは今でも変わりません。実際にボディメイクを通して前向きに物事を考えることができるようになり、頭痛持ちだったのですが背中や胸を鍛えることで姿勢が良くなり頭痛に悩まされなくなりました。また、引き締まった身体や顔のラインを見て、自分のことがより好きになれました」 「今の目標は、マッスルゲート東京大会で優勝することとオールジャパンジュニアにも挑戦することです。またボディメイクを通して生活を楽しむことを発信するために、フィットネストレーナーになってみたいなと思います」
取材:にしかわ花