玉川徹氏 パリ五輪の“疑惑の判定”で私見「一方から見ると正しいけど、一方からは正しくないっていうのはある」
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。疑惑の判定など、さまざまな物議が噴出したパリ五輪について私見を述べた。 【写真】壁を見上げるしかなかったスポーツクライミングの森秋彩 番組では11日に閉幕したパリ五輪について特集。感動を与える疑惑の判定やスポーツクライミングでの“高い壁”、ボクシングを巡る性別問題、コロナに罹患しながら強行出場した選手への賛否など、指摘されたさまざまな問題が起きたことを取り上げた。 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は「毎回オリンピックがあるたび審判の問題とか疑惑の判定がでてきますけど、今回は特に多かったかなという気がしました。機械とか、もっと判定でわかりやすく、こういうトラブルがないように何とかできないのかなあと思います」と述べた。羽鳥アナも「タラレバになりますけど、あそこがああだったら、結果変わったのになあ、っていうのがいっぱいありましたもんね」と応じた。 続けて意見を求められた玉川氏は「主張したいことはそれぞれいろいろあるんだろうとは思いますけどねえ」と前置きしたうえで、「だけど、こちらから見ると正しいけど、こちらから見ると正しくないっていうことはあるんですよね。だから、どっちから見てもおかしいっていうのは変えなきゃいけないんだけど、そこまでの変えなきゃいけないものっていうのはどういうものがあったのかな?とは思いますけどね」と見方によって大きく変わると話した。 スポーツクライミングの女子複合決勝で、リードでは俊敏な動きで1位となった日本代表・森秋彩だが、第1課題のボルダーでは最初のホールドの距離が遠く、身長154センチの森はつかめずにメダルを逃した。羽鳥アナが「最初(のホールド)に手が届かなくて、登れないっていうのはおかしくないですか?」と首を傾げたが、玉川氏は「おかしいような気もするけど、ただ、身長とかそういうふうなものもやっぱり、有利、不利な部分はどんなスポーツにもあるからね。ホントあとちょっとだから。じゃあ、あと何センチだったらいいの?っていう話にもなってくるしね。これは難しいですよ」と私見を述べると、「全員が同じ条件でやっているのは間違いないですけどね」と指摘していた。