20年前、ロト6で3億2千万円当てた男は今、いくら持っているのか?「今年8月の株価下落で人生詰みました…」
2005年にロト6で1等3億2千万円が当選した久慈六郎さん(58)。夜な夜な繁華街へくりだし、豪遊するなど幸せの絶頂を謳歌する日々だったが、“大胆すぎる”投資や東南アジアのオネーチャンの尻を追いかけ回すうちに、みるみる残高は減っていき…。当選から20年が経った今、久慈さんはいったい、いくら持っているのか? 【画像】自宅の床に2千万円を敷き詰めてポーズをとる久慈さん
当選から1年で早くも1億4千万円溶かす
2005年1月にロト6で1等3億2038万円に当選した久慈六郎さん(58)。当時、久慈さんは38歳で、給料は税込みで月27万円。楽しみといえば月に1度のキャバクラ通いくらい。そんな久慈さんが、運命のいたずらでまさかの大金をゲットすることになった。 その後、ロト6の当選話を匿名でブログに書いたところ、トントン拍子で書籍化、ドラマ化(久慈さん役を演じたのはなんと反町隆史!)もされ、ますます調子に乗っていく久慈さん。 毎晩のように夜の街にくりだしては、外国人パブや高級クラブで散財。さらに手を出した株とFXでも恐ろしい金額を溶かすことに…。 「不思議なもので、それまでは小金でちまちま楽しんでいたパチンコや競馬が、大金を持ったら急につまらなくなってしまったんです。それで投資に手を出すようになって。 ただ、今思えば、めちゃくちゃな投資をしていました。ふつう、株式投資をしてる人は日経新聞とか会社四季報を読むじゃないですか。でも僕はそのどちらも読まず、主な情報源はネット。 掲示板とかで『あの銘柄は絶対化ける』とかって書き込みがあると、簡単に乗せられて買ってしまってました」(久慈さん、以下同) そんな“大胆すぎる投資家”として、着実に資産を減らしていった久慈さん。 「精神力も弱いので、株が下がるとスゴイ落ち込んで飲みに行っちゃうし、上がれば嬉しくて飲みに行っちゃう。そうした時間でちゃんと勉強すればよかったんですけど…。 当選から最初の1年で気づけば1億4千万円くらい失ってしまいました。ロト6に当選したときに、みずほ銀行のカウンセラーから『あなたの性格だと1年で1億円ずつ失くなる』と忠告されたんですけど、まさかホントにそうなるとは思いませんでした(涙)」 だが、その後も久慈さんの“転落人生”は続く。 タイやフィリピンの“オネーチャン”の尻を追いかけて足しげく本国に通い、彼女たちにポンと家を建てたかと思えば、ゴム園の投資詐欺にも引っかかり…。気づけば10年も経たずに、当選金のほぼすべてを溶かしてしまったという。 現在はそこからさらに10年近く経っているが、はたして久慈さんは今、いくら持っているのか?