B1初の連勝に貢献、越谷アルファーズの喜多川修平が示した存在感「常にどんなことでもチームの勝利に貢献する気持ちでやっている」
「選手全員が120%くらいの気持ちでやっていかないと、B1は勝てない」
喜多川も自分がチームの変化の一部になっていることを理解している。そして、そこにプライドを持って取り組んでいる。「何かを変えなきゃいけないところで、ヘッドコーチがいろいろ考えた結果、最初に出していただいてる部分があります。 最初から自分たちのリズムでできるようにエナジーを出してやること、それがスタートで出る役目だと思っています。もちろん、控えから出ても、それは変わらずにやり続けなきゃいけません。試合に出してもらってる以上はチームの足を引っ張っちゃいけないと思っています。どんなことでもチームの勝利に貢献するという気持ちで常にやっているので、シュートも含めてディフェンスも、リバウンド1本、ルーズボール1本も勝つために必要なことだと思うので、率先してやっていきたいです」 B1昇格チームにとって、B1で豊富な経験を持っている選手は貴重だ。安斎ヘッドコーチが名前を挙げたギブスや喜多川はその筆頭だろう。喜多川も「選手全員が本当に120%じゃないですけど、そういう気持ちでやっていかないと、B1というリーグは勝てないと思う。どんなに時間が短くても自分の役割をしっかり果たすことをみんなが意識して臨まないといけない」と説いた。 初の連勝を果たした以上、次なる目標は同一カードの連勝だ。上位チームでさえ、それは難しいと言うが、越谷がここから上昇していくためには乗り越えなければいけない壁だ。喜多川は言う。「前にジェフも言っていたんですけど、2連勝するのはすごく大変なことで、横浜さんはもっとエナジーを出してやってくると思います。そこに対して自分たちがファイトするところがまだまだ足りません。相手が来る前に自分たちから仕掛けるというのを常にコーチから言われているので、最初から全員でエナジーを出してやっていきます」 喜多川の真摯にバスケに向き合う姿勢に感化され、周りの若手選手がステップアップできれば、越谷は上位陣を脅かす存在になれるはずだ。
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