大阪にクマ出没「小学校に足跡、民家の木に登って柿食べようと」茨木市は「11月に入って異常な状況」相次ぐアーバンベア【熊の出没情報 忍頂寺、佐保、泉原】
全国で相次ぐクマの出没。今度は大阪のベッドタウンのひとつ、茨木市で、クマの目撃情報が今月に入って5件連続しています。 【画像を見る】生々しい柿の木の爪痕、グラウンドの足跡 クマの府県別推定生息数などを見る 茨木市によりますと、きのう11月8日(水)午前7時30分ごろ、茨木市忍頂寺で、クマらしき動物の目撃情報が寄せられました。同じ日に、茨木市佐保付近でも、クマの足跡らしきものが確認されました。 その前日7日(火)夕方には、忍頂寺62付近の木にクマの爪痕があることが確認され、さらに前日の6日(月)午前9時頃には、茨木市泉原にある清溪(きよたに)小学校のグラウンドで、クマの足跡が確認されています。 また、4日(土)には、体長1mくらいのクマが民家の敷地内にある柿の木に登り、柿を食べようとしている姿が、住人によって目撃されたということです。 今月に入って茨木市では、クマの目撃情報のほか、足跡や爪痕の情報が計5件確認されているということです。これまで、人的被害は出ていません。 茨木市の担当者に話を聞くと、「もともと大阪府域はクマが恒常的にいる地域ではなく、数年に一回見られるか、だったが、今年11月に入って連日見られるのは異常」だとしました。 現在は回覧板などを通じて周知し、小学校で足あとが見つかってからは、消防が巡回してアナウンスしているということです。 市は、「柿の実など、クマが近寄りそうなものは撤去するよう」注意を呼び掛けていく方針です。