忘れてはいけない…。U-23日本代表、パリ五輪招集外の功労者(2)衝撃的な落選…。誰もが選ばれると思っていた主力
今月開幕するパリ五輪(パリオリンピック)に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーが3日に発表された。18人という狭き門をくぐり抜けた選手たちの喜びや安堵の気持ちは、一方でパリ五輪行きの願いが叶わず落選した選手たちの悔しさを浮き彫りにする。今回は、最終メンバーに残れなかったものの、これまでチームを支え続けてきた功労者6人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:松木玖生(まつき・くりゅう) 生年月日:2003年4月30日 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:16試合2得点4アシスト 今回の最終メンバー発表で最も衝撃的だったのが、松木玖生の落選だ。 大岩ジャパンのアイコンでもあった松木は、パリ五輪でもチームの中心となることが期待されていた。事前に松木の落選を予想できた人はどれほどいたことだろう。 “松木選外”のミステリーは、最終メンバー発表会見における山本昌邦ND(ナショナルチームダイレクター)の言葉から答えを導き出すことができる。 「松木選手の件の補足になりますが、移籍の可能性があります。そのなかで、オリンピックの期間に我々が確実に招集できるという確約が取れませんでした。それが一番の要因です」 鈴木彩艶にも言えることだが、松木もA代表の中核を担うことを求められる存在だ。現時点で具体的なクラブ名は出ていないが、松木が海外移籍を視野に入れていることは推測できる。より高いレベルに身を置いて進化を目指すこととパリに行くことは、必ずしも両立しないのだ。 たしかに、パリの大舞台で松木の姿が見られないのは残念ではある。しかし、松木であれば新しい挑戦先でさらに一皮むけ、ファンに大きな喜びを届けてくれることだろう。
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