広い学内、迷ったら…佐賀大学ナビアプリ キャンパスの迷子解消 大学発ベンチャーが制作
佐賀大は、学内施設へと誘導するナビゲーションアプリ「カッチーNAVI」を制作した。大学構内は広大な敷地に数多くの施設があり、訪問者から施設の場所についての問い合わせが多いという。春には新入生が迷うこともあり、無料アプリでスムーズに誘導する。 本庄キャンパスは約28ヘクタールの敷地に「理工学部8号館」「教育学部5号館」など約60の施設がある。企業関係者の訪問や、公開講座などで一般の利用もある。そうした訪問者の誘導のほか、2次試験などの受験生が事前に受験会場を確認するなどの使い方を想定している。 佐賀大発のベンチャー企業で、システム開発会社の「NEXS(ネクシス)」に制作を依頼した。施設名から場所を調べたり、現在地から目的地までのルートを表示したりできる。同社の梶原薪社長(29)は「私も佐賀大に入学して困っていた問題」とし、「開発の期間や費用を抑えるためにシンプルなつくりになるように工夫した」と話す。 「カッチー」は大学マスコットの「カッチーくん」に由来する。新入生にチラシを配布したり、学内のイベントでQRコードを掲示したりして利用を促す。本庄キャンパスを対象にしているが、将来的には鍋島キャンパス(約24ヘクタール)にも対応予定という。(宮﨑勝) 「カッチーNAVI」はこちら
宮﨑勝