熾烈な受験戦争が繰り広げられる韓国で、日本の共通テストにあたる大学入試試験「スヌン」が今年は11月16日に行われる。スヌンといえばパトカーや白バイで受験生を現地まで送るといった珍しい光景や“スヌン禁止曲”とかが話題になるけれど、今回は最近のアイドルのスヌン事情からSHINee ミンホやイ・ヨンジはじめ韓国アーティスト＆俳優のスヌンにまつわるエピソードをあれこれチェック。 【写真】試験前に聴くと危険！耳に残る中毒性のあるK-POP楽曲17選

“スヌン”って？

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毎年11月中旬に行われる全国共通大学入学試験のことで、日本でいうと共通テスト（旧センター試験）にあたる。受験競争が熾烈な韓国においてスヌンは国を挙げた一大行事で、遅れそうな受験生をパトカーや白バイが会場まで送迎したりする衝撃（!?）な様子は日本のニュースで見覚えがある人も多いはず。

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とはいえ、「スヌンの点数で受験すべてが決まる！」というわけではない。韓国の大学入試は随時募集（推薦）と定時募集（スヌンの点数が中心）の2種類が設けられていて、元々は定時募集が中心だったけれど2000年代から随時試験の募集割合が増加し、今の大学合格者比率は随時8割、定時2割ほど。しかし推薦試験の場合も足切り点数をクリアする必要があるので、スヌン対策を怠っていいわけではない。

「SKYキャッスル」はじめドラマにもしばしば描かれる韓国の受験模様

韓国の厳しい受験戦争の模様はドラマにもしばしば登場し、最近だと2019年放送のドラマ「SKYキャッスル」が人気を集めた。母親によるドロドロバトルがメインに描かれたサスペンス系ドラマで社会現象を巻き起こしたが、もう少し（というかだいぶ）ポップに描いた青春ドラマ「IN SEOUL」シリーズも現実的＆庶民的に韓国の受験生活を描いている。

「A-teen」「ブルーバースデー」など人気ウェブドラマを多数制作してきたPLAYLISTの「IN SEOUL」は、地方高校に通うBTSの筋金入りオタクの主人公、カン・ダミが「インソウル（ソウルの大学に入学すること）」を目指すストーリー。親子の絆あり、恋愛あり、全校1位のガールクラッシュな親友との友情あり…な青春ドラマなのだが、「ソウルの大学に行く」こと自体ハードルが高いことがよく分かる。