分岐点に立つ日本株相場、今週確認したい「2つの注目点」
徐々に散り始めている東京の桜。株式市場も同様にピークアウトが本格化するのか、それとも……(写真:ブルームバーグ)
先週(3月28日~4月1日)の日経平均株価は1勝4敗。週後半の3日続落という不甲斐なさが気になるが、週間では483円安。負けなしで3000円近く上昇した3月25日までの9連騰相場に対する下落率としては、2割にも満たない“軽い調整”といっていい。 ただ、先週も200日移動平均線に突っかける日があったものの、結局、押し戻されてしまった。週足でも52週移動平均線が同じような水準を走っており、さらに2021年9月14日高値3万0795円から同11月16日高値2万9960円、2022年1月5日高値2万9388円を結んだ下降トレンドラインがこの水準を走っており、否が応でもフシの“堅さ”を意識させられる局面を迎えている。 下落幅がさらに拡大して常識的な調整場面を形成するか、2週間前に期待されたような強い相場がなお継続するか――。その分岐点に差しかかっているのかもしれない。
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岩本 秀雄