テイラー・スウィフト公演、ファン熱狂のダンスで「地震」発生 英国
ロンドン(CNN) 米人気歌手テイラー・スウィフトが英スコットランドのエディンバラで行ったコンサートで、観客の熱狂が巻き起こす地震活動が観測された。英地質調査所(BGS)が明らかにした。 【映像】テイラー・スウィフトのコンサートによる地震活動を観測 専門家 コンサートはエディンバラ市内のスタジアムで7~9日の3夜連続で行われ、会場から6キロ以上離れた場所でも揺れを検知した。BGSによると、3夜とも市内各地の地震計で揺れが観測されたという。 地震パターンは3夜とも共通していて、「レディ・フォー・イット?」「クルーエル・サマー」「シャンペン・プロブレムズ」の3曲が最も大きな地震活動を引き起こしていた。 地震データを解析した結果、最も「熱狂的なダンス」が観測されたのは7日だった。観客たちは毎晩、相当な揺れを発生させていたものの、「すぐ近くにいた人を除き、コンサートの揺れを感じた人はいなかっただろう」とBGSは解説している。 揺れは「レディ・フォー・イット?」の演奏中にピークの毎分160拍(BPM)に達し、観客はカーバッテリー10~16個に相当する80キロワットを放出していた。 最大振幅は7日夜が23.4ナノメートル(nm)と最大で、8日は22.8nm、9日は23.3nmだった。 スタジアム管理団体によると、7日の観客は約7万3000人とスコットランド史上最高で、続く8日、9日は連続でこの記録を更新した。