近畿の鉄道・台風の影響続く 南海は復旧のため「電車まつり」中止も
24日の近畿地方は、晴れ間ものぞいたが次第に曇り空に包まれている。そんな中、先の台風21号の影響により、同日午後2時現在も近畿の各路線で運休などが続いている。 【拡大写真付き】台風一過・大阪市内では晴れ間広がるも倒木などの爪痕
復旧作業に専念のため「南海電車まつり」中止
南海本線では、樽井~尾崎両駅間の男里川に架かる橋の陥没、同高野線でも高野下~極楽橋両駅間での陥没による運転見合わせが続いている。また、南海本線の特急「サザン」は終日運転見合わせ、高野線の特急「こうや」も一部区間の運転を見合わせている。 こうした事態を受け南海電鉄は同日午前、台風で受けた被害からの復旧作業に専念するため、28日に河内長野市の南海千代田工場で開催予定だった「南海電車まつり2017」の中止を発表した。別の日を設定しての開催もないという。同社は当日行う予定だった「8300系臨時直通運転」を申し込んだ人に対しては全額返金するとしている。
JRや近鉄なども影響続く
JR西日本の湖西線は、堅田~近江今津両駅間で電力設備トラブルのため、同関西線の亀山~加茂両駅間で線路設備トラブルのため、終日運転を見合わせている。 きのくに線も串本~田並両駅間で徐行運転、新宮~串本両駅間については新宮駅と紀伊勝浦駅の線路の一部が水没し、復旧に時間を要するため終日運転を取り止めている。福知山線の篠山口~福知山両駅間、山陰本線の園部~綾部両駅間の運転も見合わせている。 近鉄生駒線は、土砂崩れのため、東山~王寺両駅間の運転を見合わせている。詳細は各社公式サイトで。