岡山天音が語る『アンメット』の魅力「登場人物たちが確かにそこで呼吸している、その湿度まで伝わってくるような生々しさが好き」
杉咲花主演の月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時)より、岡山天音のコメントが到着した。 【写真】綾野(岡山天音)と麻衣(生田絵梨花) 本作は、事故による後遺症で過去2年間の記憶がない脳外科医のミヤビ(杉咲花)が、同じ脳外科医でアメリカ帰りの三瓶(若葉竜也)と出会い、医師としての自分を少しずつ取り戻していく医療ヒューマンドラマ。 5月27日放送の第7話では、抗てんかん薬の量を増やしたことでミヤビの記憶障害がわずかに改善するも、しばらくすると記憶錯誤の症状が出始める。しかし、ミヤビは頭の中に記憶が残っていることで、昨日が今日につながっていることがうれしく、その喜びを手放したくないと、自分なりに努力を重ねる姿が描かれた。 また、医師としての今の自分に不安を抱えながらも、それを乗り越えたいミヤビは、三瓶に「頼っていいですか」と素直な思いを吐露。不安な気持ちとは裏腹に、前向きに生きようと明るい笑顔を見せるミヤビの姿と、ミヤビの言葉に「うん」「うん」と相槌で応える三瓶の姿に、SNSには2人を応援するメッセージが寄せられた。 そんな中、対照的だったのが第7話のラストシーン。ミヤビの脳裏に、三瓶から「僕たちは、婚約していました」と、打ち明けられたシーンがフラッシュバック。否が応でも三瓶を意識せざるを得ない状況になりそうな一方で、政略結婚を前提に付き合っている綾野(岡山天音)と麻衣(生田絵梨花)のカップルは、突如、麻衣が「結婚するのやめよう」と別れを切り出す衝撃の展開に。その言葉に呆然としながらも、婚約者の真意が分からず険しさをにじませる、大人の色気漂う綾野の表情が話題を呼んだ。 これまで、麻衣という婚約者がいながら、三瓶が丘陵セントラル病院に着任すると、かつて想いを寄せていたミヤビをまだ気にかけている素振りを見せていた綾野。一方で、大迫(井浦新)の従順な部下として出世街道をひた走り、その地位を盤石なものにするための婚約と思われていたが、その政略結婚の裏には経営難の実家「綾野病院」を救う目的があったことが発覚。さまざまな事情と思いの中で揺れていて、一体どれが本当の顔なのか分からないほど、多彩な表情を見せてきた綾野が、徐々にその本質をあらわにしてきている。 そんな綾野を演じている岡山天音が『アンメット』の魅力や今後の見どころを語った。 <岡山天音 コメント> ◆岡山さんが思う『アンメット』の魅力を教えてください。 登場人物たちが確かにそこで呼吸している、その湿度まで伝わってくるような生々しさが好きです。本編は、綾野と関わりのないシーンも多いので毎話、完成品を観て衝撃を受けています。 ◆これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか? また、綾野を演じるに当たり、意識したこと、参考にしたことがあれば教えてください。 いろんな方からリアクションをいただけてありがたいです。今日も外食をしていたら店員さんから声をかけていただきました。綾野はいろいろな物語を抱えた複雑なキャラクターだと思うので、そういった部分がドラマの中のノイズではなく、引きの一つとして機能するよういろいろと考えました。 ◆撮影現場でのエピソードを教えてください。 三瓶先生がいつも食べているグミがずっと気になっていたのですが、この間、ついに若葉くんから分けてもらいました。僕は好きです。 ◆『アンメット』の現場で好きなところ、またはここが特別だなと思うところがあれば教えてください。 プロデューサーさんや監督さんたちとこれほどまでに対話を重ね、その都度その都度のゴールをひた向きに目指していくような現場は初めてです。 ◆撮影を乗り切る岡山さん自身のリラックス方法・楽しみにしていることがあれば教えてください。 グミを食べることです。 ◆第8話や今後の展開の見どころ・視聴者へのメッセージをお願いします! 綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露していきます。これまでのアンメットの他エピソードと同じように、観てくださる皆さまの日常に、ほのかでも彩りが加わるような回になっていれば、と思います。
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