小沢一郎氏当選確実 前回比例復活 相手の自民は裏金＆ダンサーショー懇親会出席が大失点に
第50回衆院選の投票が27日、行われ、即日開票された。自民党の派閥裏金事件をめぐり、「政治とカネ」が最大の争点となった今回の選挙。自民、公明両党の与党が定数465議席の過半数（233）を確保できるかが注目となっている。 【写真】涙を流しながら街頭演説する丸川珠代氏だったが… 前回選挙で自民党の藤原崇氏に小選挙区で敗れ、初の比例復活に甘んじた立憲民主党・小沢一郎氏の当選確実が報じられた。 藤原氏は、自民党派閥の裏金事件をめぐり比例重複が認められなかった議員の1人。さらに、自民和歌山県連主催の会合で過激な演出だった女性ダンサーのショーを含む懇親会に参加し、党青年局長を辞任に追い込まれた大失点もあった。 小沢氏は今回で当選19期。議員生活は54年に上っている。かつては岩手県は「小沢帝国」と呼ばれ、全国各地を応援に飛び回り、自身の選挙区には入らなくても当選し、弟子たちも次々に当選させてきた。だが、支援者の高齢化などが指摘され、前回は比例復活。今回は地元を丁寧に回る選挙戦を行った。
