国道柳町交差点のライブカメラ映像（青森ケーブルテレビ提供）

　青森市の青森ケーブルテレビは今月、市内の道路交通や積雪、降雨、河川の状況をリアルタイムで24時間放送する「ライブカメラチャンネル」（地上波12チャンネル）を新たに開始した。 　ここ数年、各地で台風や大雨などの災害が生活に影響を与えている一方、青森市民にとっては冬期間の雪による交通渋滞や道路の除雪状況が特に関心の高い情報となっていることを受け、新たに取り組んだ。 　ライブカメラチャンネルは青森ケーブルテレビの接続世帯が視聴でき、現在は「新町通り」「国道柳町交差点」「堤川うとう橋」「国道橋本交差点」「浜田玉川（西方面、東方面）」「青森カントリー倶楽部」の様子が放送されている。放送の際は、プライバシーに配慮し、個人が特定されないように画像処理を施している。 　11月中には「八甲田大橋」「ベイブリッジ」「モヤヒルズ」も加える予定で、その後もライブカメラ設置場所を随時増やしていく。 　工藤哲代表取締役専務は「家にいながら天気などの状況を確認してもらい、行動に役立ててもらえれば」と話している。ライブカメラの設置場所によっては、青森ねぶた祭の運行状況を確認したり、高い位置からの景色を楽しんだりもできそうだという。 　ライブカメラの様子はスマートフォン用アプリ「ロコテレ」でも視聴できる。