GLAY、30周年記念ツアー開幕 TERU「支えてくれたみんながいるから」
ロックバンド、GLAYが8日、大阪市中央区の大阪城ホールでデビュー30周年ツアーをスタートさせた。 アルバム「Back To The Pops」を引っ提げ、8都市15公演を巡る記念イヤー後半戦の幕開けを飾るツアー。暗転したステージに手を突き上げた4人が登場すると、待ちわびた約1万人は悲鳴のような大歓声。ボーカルのTERU(53)は「行くぞ、大阪!!」と叫び、「30年で大阪ドームをパンパンで(9日と)2日できるのは本当に幸せです」と場所を間違えてあいさつ。会場から笑いが起こると、「大阪っていったら、こうやってツッコミが入る場所ですから。ありがたく頂戴しております」と照れ笑いした。 「GLAY EXPO」をテーマに掲げた記念イヤー。ライブは6月に埼玉・ベルーナドームで10年ぶりの大型ライブ「GLAY EXPO」を2夜連続で開催して以来5カ月ぶり、大阪公演は約1年ぶりだ。 30周年後半戦の幕開けを飾るステージだけに、メンバーもファンも興奮し、歓喜。アルバム「Back To The Pops」の収録曲「さよならはやさしく」などを初披露したほか、「口唇」「誘惑」「HOWEVER」などヒットナンバー尽くしの24曲でバンド人生を体現した。 「愛しているぜ、大阪!!」。感情むき出しに絶叫するTERUに、リーダーのTAKURO(53)ら3人がパワフルな演奏で呼応。総立ちのファンは両手で渾身のエールを送り続けた。 ベースのJIRO(52)は「皆さんの楽しい笑顔を見てマジで幸せでした」と感無量の表情を見せ、ギターのHISASHI(52)も「本当に30年間、音楽制作の現場もライブも楽しくて楽しくて仕方がないくらいです」とはにかんだ。 ツアーは来年1月19日の横浜アリーナまで年またぎで駆け抜ける。TERUは「本当に30年間、こうやって支えてくれたみんながいるからこそステージに立っています」と充実の笑みを浮かべ「愛すべき皆さんに愛情を込めて届けることが僕らが今できることなので最高の愛を受け取ってください」と呼びかけた。 5周年の1999年には千葉・幕張で20万人ライブ、10周年の2004年に大阪で10万人ライブを成功させたGLAY。さらなる30周年のサプライズはあるのか注目だ。