ドイツ王者はこの逆境を跳ね返せるか

うなだれるミュラー photo/Getty Images

チャンピオンズリーグラウンド16・1stレグ。ドイツのバイエルン・ミュンヘンはイタリアのラツィオと対戦し、1-0と敗れた。ダヨ・ウパメカノが献上したPKをチーロ・インモービレに決められ、そのまま試合は終了した。 『TNT SPORTS』で解説を務めていた元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏とオーウェン・ハーグリーブス氏は、このままではバイエルンは厳しいだろうとの見方だ。 「バイエルンは見苦しいサッカーをしている」とファーディナンド氏は語っている。「バイエルンは自信を欠いて、マンネリに陥っており、2ndレグまでにどうやってその状況から抜け出すのかが見えない」 「もし彼らがそれまでにリーグで良い結果を残せなかったら、どうやってそれを好転させるのか、私にはわからないよ。あまりにも多くのビッグネームが調子を崩し、自信を失っている。バイエルンにとって状況はまったく良くない」 今季のバイエルンでは怪我人が続出しており、それがチームの調子を狂わせていることは確かだ。DFアルフォンソ・デイビスやFWキングスレイ・コマンほか主力選手が何名も離脱し、リーグ戦でも本調子ではない。首位のレヴァークーゼンとは勝ち点「5」の差がついてしまい、国内リーグの連覇にも黄信号が灯っている。 ファーディナンド氏は「バイエルンのようなビッグクラブでは、毎週メロドラマのようになる。どんな小さなミスも大きな注目を集め、それがペナルティやゴール、試合での大失態につながることもある」と語った。果たしてドイツの巨人は、2ndレグまでに立ち直ることができるだろうか。