休場の尊富士が診断書提出「右足関節外側靱帯損傷」夏場所全休の見通し、来場所で十両転落濃厚
<大相撲夏場所>◇初日◇12日◇両国国技館 東前頭6枚目尊富士(25=伊勢ケ浜)が夏場所初日の12日、日本相撲協会に「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で約3週間の休業を要する見込み」との診断書を提出して休場した。110年ぶりの新入幕優勝を果たした3月の春場所14日目の朝乃山戦で負傷していた。今場所は全休する見通しで、来場所の十両転落が濃厚の状況だ。 初優勝の翌場所に初日から休場するのは92年名古屋場所の曙以来32年ぶり。 9日の稽古には姿を見せたが、四股やゴムチューブを使ったトレーニングだけで、土俵には上がらなかった。 同日、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「まだ治っていないから(出場は)無理ですね。こんな状態で出ても無理なので。四股も満足に踏めない。しっかり治さないと」と、完治を優先させる方針を明かしていた。