修正後世界初公開の「ラ・ジャポネーズ」は名古屋で見納め──名古屋ボストン美術館にて/愛知
今年6月に東京・世田谷美術館で修正後世界初公開を遂げ注目を集めた、クロード・モネの大作「ラ・ジャポネーズ」。海外作家による日本趣味(ジャポネズリー)の代表的作品と言われる同作が、名古屋ボストン美術館(名古屋市中区金山)で開催を予定する展覧会で見納めとなる。 同館では2015年1月2日~5月10日の会期中、「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」を開催。モネの「ラ・ジャポネーズ」をはじめ、米ボストン美術館の所蔵品より絵画、版画、素描、写真、工芸など約148点を展示する。 「ラ・ジャポネーズ」は同展の開催にあたり、2013年2月より進められた修復プロジェクトによって作品本来の姿に戻したもの。東京での公開時は、修復後の初公開ということもあり、作品をひと目見ようと16万人を超える観覧客が詰め寄せた。 期間中は講師を招いての講演会など、関連イベントも開催。東京でも人気を集めた展覧会オリジナルグッズ「リラックマ×《ラ・ジャポネーズ》」は名古屋でも引き続き販売される。