川内優輝に五輪チャンス到来!? フルマラソン134回完走の“鉄人”が補欠に意欲を示す「『いつでもReady』に組み替える必要がありますね」
川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)がパリ五輪マラソン補欠に意欲を示している。 昨年10月に行なわれたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で大逃げの戦略を図り、終盤で後続に追いつかれたものの驚異の粘りで4位に食い込んだ川内。これまで世界選手権の出場経験はあるもののオリンピックとは縁がなかったベテランにようやくチャンスが巡ってこようとしている。 1月18日、川内は自身のXに「今日のYahoo!ニュースのマラソン関連の記事を読んでいると、パリ五輪の補欠に選出される可能性が高いかもしれません。7月8月のスケジュールを『いつでもReady』に組み替える必要がありますね」と綴り、心の準備をした。 マラソン界の鉄人がこう考えたのは、MGCで3位だった大迫傑(Nike)がMGCファイナルチャレンジ(男子の場合は、大阪と東京)を辞退し、4月15日に開催される『ボストンマラソン』に挑戦することを発表したからだ。 ファイナルチャレンジで日本陸連が定めた設定記録(2時間5分50秒)を突破する選手がいない場合はMGCで3位の大迫が代表に内定する。これを念頭に置いた36歳ランナーは、「大迫選手が3枠目or補欠を辞退すると補欠選出」と2つの可能性があることを示唆した。 これまで134回フルマラソンを完走している川内。そんな彼が日の丸を背負い、五輪を走る日は近いのかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
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