余ることも足りなくなることもナシ!投資で築き上げた資産を「死ぬまでに使い切る」ための計算方法【資産35億円ニートが解説】
リスクを最小限にするために計画はネガティブに
資産を使い切るためのシミュレーションをするときに、僕が大切にしている考え方がある。それは、「できるだけネガティブな計画にすること」だ。 なぜかというと、想定していた利益を得られなかったり、リーマンショックやコロナショックのような大暴落が起きたりしたときに、精神的な負担を感じてしまうからだ。これらのネガティブ要因を計画に反映させていなければ、思わぬタイミングで投資信託を売却することになり、資産を大きく減らしてしまうこともあるだろう。 そうなると、生きていくためのお金がなくなって、路頭に迷ってしまうことにもなりかねない。このような状況は、絶対に避けなければならない。 こういったリスクを最小限にしたいと考えている僕は、資産を使い切るシミュレーションに運用利回りを含めないようにしている。運用利回りを含めずに計算しておけば、想定していた利益が得られなくても精神的に消耗することがない。お金を増やすためにFXや仮想通貨といったリスクの高い投資に手を出す心配もないだろう。 また、長い人生のなかでは、引っ越しや入院といった突発的な支出が必要になることもある。これらの想定外の支出にも対応できるように、余裕をもって計画を立てておくといい。 僕のシミュレーションでは、100歳になったときに500万円+αを残すように計算している。このお金は、100歳まで残っていてもいいし、突発的な支出などに使ってもいい「予備費」として考えておけばいい。 ただ、お金を使い切る計画はネガティブに考えたほうがいいものの、投資するときは将来の利益を見込んでポジティブに行動することが大切だ。運用利回りを含まないネガティブな投資計画を立てると、当然、投資で得られる利益も計画に反映されない。そうなると投資本来の魅力が薄れて、積立投資を始めるメリットが感じられなくなってしまう。 だから、「いつまで」に「いくら」の資産を築けるというポジティブな投資目標を立てたうえで、そのお金の運用利回りを除いたネガティブな計画も立てておこう。 マサニー 資産35億円ニート ※本記事は『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
マサニー