【万博】小中学生ら120万人の来場が政府目標 交通問題の検討会はじまる 地下鉄は最大”2分半間隔”で 観光バスは現状足りず
きょう大阪ではじまったのは、輸送に関する検討会。輸送といっても、来年の大阪・関西万博へ「子どもたちを輸送する」というものです。 【画像を見る】『大屋根リング』設計・監修した藤本壮介氏に聞くリングの意味とは? 国際的なイベントである万博について、政府は、日本の将来を担う若者が、世界の最先端技術に触れるチャンス、学びの場として、小中高生・支援学校児童生徒120万人が来場することを目標としています。 また、大阪府も、日帰り教育旅行として子どもたちを約95万人招くことを検討しています。 検討会では、一日20万人もの来場が想定される中、子どもたちを安全に来場させることができるかなどを、博覧会協会と府教育庁、交通事業者などで話し合ったということです。
課題は大きく3つ 観光バス確保は足りている?
駅について、大阪メトロ中央線は、1時間あたり最大24便(約2分半間隔で)走らせる計画だということで、駅での滞留をさけてスムーズな乗降ができるか、などが課題にあげられました。 バスについて、大阪では現状、のべ3000台を確保できる見通しですが、1台に45人乗れるとしても約13.5万人分の輸送力で、目標の95万人には届きません。バス会社からは、観光バスの確保は難しいという見方が示されたということです。 このほか、来場のピークを避けて、分散化・平準化させる点も検討課題となりました。検討会は、今年10月をめどにまとめる方針です。