指揮官からキャプテンを託された藤田譲瑠チマが秘める思い「自分ができることを徹底するのは意識してやっていきたい」|AFC U23アジアカップ
【国内サッカー・ニュース】U-23日本代表は16日、パリ五輪の出場権をかけたAFC U23アジアカップの初戦・中国戦を迎える。チームの中核を担う藤田譲瑠チマは15日、今大会の初戦に向けた思いを明かした。
ついにパリ五輪の出場権をかけた重要な大会が幕を開ける。若き日本代表が初戦で相対するは中国。グループリーグの力関係を見れば、勝利が求められる一戦となる。 カタールに入って調整を続けてきた日本は一昨日、チームミーティング内で大岩剛監督がキャプテンと副キャプテンを指名。このチームで数多くの試合に出場してきた藤田は、今回の若き日本代表のキャプテンとしてチームを牽引するポジションに任命された。 これについて藤田は「自分は(これまでの)試合でキャプテンマークを巻くことが多かったんですけど、はっきりと”今回はキャプテン”というのが初めて」と主張。続けて、「少し不思議な気持ちになりましたけど、自分のやるべきことは変わらないのでチームが勝つために全力で頑張りたいなと思います」と自身の思いを明かした。 パリ五輪に向けて負けられない大会であることを考えれば、キャプテンを託された時点で藤田にかかる期待が大きいことがわかる。だからこそ、藤田もその託された責務をしっかりとこなそうと闘志を燃やしている。 「いつも自分はこのチームで勝つために、チームが勝てるように(やってきた)。特別なことはできないですけど、自分ができることを徹底するのは意識してやっていきたいなと思います。そこはこの大会で見せていきたいですし、チームがバラバラになってしまったら積極的にまとめ上げて、同じ方向を向けるようにしていきたい。選手である以上、出れる選手、出れない選手は出てくると思うので、それぞれのメンタルは上げ下げするので難しいと思いますけど、そこでうまく周りの選手と話しながら、(その上で)自分のプレーに向かう姿勢で見せていければいいなと思います」 応援してくれるサポーターに向け、「自分たちの強みである組織的なサッカーであったり、アグレッシブにプレーしていくスタイルは、おそらく見ている人たちも楽しめてもらえるようなサッカーだと思う。そういったところを見せつつ、結果にこだわってサッカーできればと思います」と力強く語った藤田。まずは初戦の中国戦でしっかりと勝ち点3を手にできるか注目される。