「沖縄を戦場にするな」宮古島から「5・15平和行進」始まる
【宮古島】平和運動センター宮古島は11日午前、沖縄の過重な基地負担を訴える「5・15平和行進」を宮古島市内で実施した。政府が進める南西諸島への軍備強化を念頭に、参加者80人が「沖縄を戦場にするな」「安保3文書反対」などの声を上げながら街頭を歩き、平和外交の重要性を訴えた。 【写真】下地島空港に専用施設 海外プライベートジェット
行進に先だって開かれた集会でマイクを握ったミサイル・弾薬庫配備反対住民の会の下地博盛共同代表は「南西地域に軍事化の波が押し寄せている。政府が琉球列島を要塞化していることは明白だ」と語り、軍備強化を進める政府の姿勢を批判した。 参加者は晴天の下、市平良の市役所旧庁舎を発着点に、6キロにわたって行進した。額に汗を流しながら行進する参加者に対し、子どもやお年寄りが手を振って応援する場面も見られた。 平和運動センター宮古島の福里猛共同代表(45)は「行進を見た市民の反応も良かった。行進をきっかけとして、今後は軍事化が進む現状について市民と一緒に考えて話し合う場も作っていきたい」と語った。
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